2012-01-01から1年間の記事一覧

代官山 蔦屋書店で『欧文活字見本帳』フェア

代官山 蔦屋書店でいま話題の『世界の美しい欧文活字見本帳』(グラフィック社)フェアが始まりました。 本書に関しては、小林章さんのブログ、『世界の美しい欧文活字見本帳』もうすぐ発売や次回 TypeTalksは「欧文活字見本帳を見る会」でどうぞ。私の書評…

「本とのサロン」始めます

来たる12月20日(木)、本の街・神保町のすぐそば、竹尾見本帖本店で、紙の本の魅力について語り合う「本とのサロン」を開きます。 - 名称:「本とのサロン」 日時:12月20日(木) 18:00〜20:00 場所:竹尾見本帖本店 2F http://www.takeo.co.jp/site/sho…

書評空間15

紀伊國屋書店BookWeb内の「書評空間」に、まもなく発売される『世界の美しい欧文活字見本帳 ― 嘉瑞工房コレクション』(グラフィック社)について書きました(ここ→書評空間です)。 (12/6追記:紀伊國屋書店さんではWeb・店頭(新宿本店・南店)ともにもう…

第32回 高円寺純情出版界のお知らせ

出版関係の勉強会(11月27日)のお知らせです。 案内文をコピペしますので、興味のある方はぜひご参加ください。(ちなみに青木製本所さんの見学記事はこちら→烏有ブログ2011-12-14) 気になるテーマのときだけ参加する気軽な会です。 高円寺純情出版界会員…

『ペガサスの挽歌』の紹介記事

月刊『ダ・ヴィンチ』12月号(11/6発売)に『ペガサスの挽歌』の紹介記事が載りました! 「恐怖と美が一体となった作風が、最初期から完成されていることに驚かされる。」 記事全文は「ダ・ヴィンチ電子ナビ」注目の新刊コーナーで読めます。評者は朝宮運河…

皆川博子さん日本ミステリー文学大賞受賞

皆川博子さんが第16回日本ミステリー文学大賞を受賞されました! 読売オンライン→日本ミステリー文学大賞、作家の皆川博子さんに 光文文化財団HP→日本ミステリー文学大賞(まだ最新情報は反映されていません) それにしても、正賞シエラザード像とは、皆川作…

千年の愉楽

若松孝二監督が亡くなった。 映画はあまり見る方じゃないし、若松作品も『水のないプール』とか内田裕也モノしか見たことがなかったけれど、『千年の愉楽』はぜひ見なければと思っていた。 それにしても遺作が中上健次原作の『千年の愉楽』とは。きっと礼如…

書評空間14

紀伊國屋書店BookWeb内の「書評空間」に、『地上 ― 地に潜むもの』(島田清次郎著、季節社)について書きました(ここ→書評空間です)。

『ペガサスの挽歌』まもなく発売

10月の新刊、『ペガサスの挽歌』ができあがりました。 さっそく皆川博子様にお送りしたところ、「本来なら消え去っている初期のものに、日を当ててくださったことを感謝しています」と過分なお言葉を頂戴しました。 来週月曜に各取次店に入る予定なので、ち…

第31回 高円寺純情出版界のお知らせ

出版関係の勉強会(9月27日)のお知らせです。 案内文をコピペしますので、興味のある方はぜひご参加ください。 気になるテーマのときだけ参加する気軽な会です。 高円寺純情出版界会員のみなさま 高円寺純情出版界2012年9月の定例会についてお知らせします…

皆川博子『ペガサスの挽歌』

ペガサスの挽歌 ──シリーズ 日本語の醍醐味(4) 皆川博子 「激しく、罰せられている。私は、罰せられている。」(「黄泉の女」より) 燦爛たる幻想。自由への憧れ。性の冒険。狂気と孤独。貴重なデビュー前の児童小説を含む、待望の1970年代単行本未収録作…

代官山 蔦屋書店でロンドンフェア開催中!

お知らせがすっかり遅れてしまいましたが、いま代官山 蔦屋書店の旅行書コーナーで、ロンドン関連本フェア開催中です! もちろんロンドンオリンピックにあわせてのフェアなのですが、その中の「バスで行く? 電車で回る? ロンドンの巡り方いろいろ」コーナ…

書評空間13

紀伊國屋書店BookWeb内の「書評空間」に、『茶の本 日本の目覚め 東洋の理想 ― 岡倉天心コレクション』(岡倉天心著、ちくま学芸文庫)について書きました(ここ→書評空間です)。

『或る年の冬 或る年の夏』が復刊された!

5月10日の当ブログで「復刊求む」と書いた藤枝静男の名作『或る年の冬 或る年の夏』が、講談社文芸文庫から7月末に復刊されました! なんというベストなタイミング。これ、本当に名作です。必読です(併せて烏有版『田紳有楽』もぜひ!)或る年の冬 或る年の…

ロンドンに行く前に

最近ロンドンオリンピックがらみでロンドン市街の映像がよく流れていますね〜。 ロンドン地下鉄で使われている文字や標的マーク(ブルズアイ)はもちろんですが、ロンドン名物の二階建てバスでも、行き先表示や路線番号などで、河野英一さんがデザインしたニ…

『TYPOGRAPHY』創刊フェアその2

先日紹介した(烏有ブログ5/17)グラフィック社発行の『TYPOGRAPHY』誌関連のフェアが、今度は青山ブックセンター青山本店で始まりました。 「『TYPOGRAPHY』創刊記念 おすすめタイポグラフィ本フェア」と題し、同誌記事執筆者の方々が選んだ本が並んでいま…

「シリーズ日本語の醍醐味」の紹介文

『東京新聞/中日新聞』(7月8日)に「シリーズ日本語の醍醐味」の紹介文が載りました。 「密度の濃い文章、描写力の作家の作品を選び、烏有書林から刊行中。(中略)各巻十編前後を収録。七北数人編・解説。」 ありがとうございます!

『田紳有楽』の紹介記事

月刊『ダ・ヴィンチ』8月号(7/6発売)に『田紳有楽』の紹介記事が載りました! 「奇想天外な『田紳有楽』で知られる鬼才・藤枝静男の傑作集が登場。(中略)その特異な歩みを俯瞰できる好企画だ。」 記事全文は「ダ・ヴィンチ電子ナビ」注目の新刊コーナー…

『田紳有楽』まもなく店頭に

6月の新刊、藤枝静男『田紳有楽』ができあがりました。 今日、各取次店に入ったはずなので、都内だと週末あたりから店頭に並び始めると思います。神保町界隈の書店にはもう並んでいるかもしれません。 いい本になったと思うのですが、いかがでしょう? ゆっ…

活字鋳造所・蔵出し記事

名古屋活版の記事のついでといってはなんですが、もう一つ活字鋳造所の記事を。 これは、印刷系某協会の会員向け冊子に掲載するはずだった記事で、書いたのは2009年の3月ごろです。 最初、先方から連載のお話をいただいて、いくつか企画案を出した中から選ば…

第30回 高円寺純情出版界のお知らせ

出版関係の勉強会のお知らせです。 案内文をコピペしますので、興味のある方はぜひご参加ください。 気になるテーマのときだけ参加する気軽な会です。 高円寺純情出版界会員のみなさま 高円寺純情出版界2012年5月(今回は6月6日実施)の定例会についてお知ら…

『TYPOGRAPHY』創刊フェア!

今年1月から3月まで「嘉瑞工房の系譜」フェアを開催いただいた蔦屋書店 代官山店で、新たに『TYPOGRAPHY』創刊フェアが始まりました。 グラフィック社発行の『TYPOGRAPHY』誌は、宮後優子さんが立ち上げた待望のタイポグラフィ雑誌です。宮後さんは「嘉瑞工…

藤枝静男 『田紳有楽』

田紳有楽 ──シリーズ 日本語の醍醐味(3) 藤枝静男 「午後八時、日没とともに床に入る。腹がへったので右脚を切って食い、明日の活力にそなえてストロンチウム90を十錠飲んで平和な眠りにつく。」(「静男巷談」より) 私小説が「私」を超えたとき、なにが…

名古屋活版地金精錬所について

名古屋活版地金精錬所が廃業を考えているそうです。 以前、名古屋活版を取材させていただいたことがあるんですが、『印刷雑誌』のバックナンバーを調べてみると、もう6年も前になるんですね。 最近名古屋を訪れた嘉瑞工房の高岡昌生さんの話だと、資金繰りに…

『図書新聞』の書評です!

前回のブログと重複しますが、4月28日付『図書新聞』に「シリーズ日本語の醍醐味」の2冊、坂口安吾『アンゴウ』と石川桂郎『剃刀日記』の書評が載りました。 評者は著名なブックデザイナーの鈴木一誌氏です。 前回「一部だけの引用は控えます」と書きました…

「シリーズ日本語の醍醐味」の書評

『図書新聞』4月28日号に「シリーズ日本語の醍醐味」の2冊、坂口安吾『アンゴウ』と石川桂郎『剃刀日記』の書評が載ります! 評者はなんと、ブックデザイナーの鈴木一誌氏です。本当にありがとうございます。 鈴木一誌氏は、著作を拝読するばかりで一面識も…

書評空間12

紀伊國屋書店BookWeb内の「書評空間」に、『装丁山昧』(小泉弘著、山と溪谷社)について書きました(ここ→書評空間です)。

「編集のススメ 世界にひとつの本箱」展

いま無印良品有楽町2F・ATELIER MUJIで「編集のススメ 世界にひとつの本箱」展が開かれています。 この度、ATELIER MUJI『編集のススメ 世界にひとつの本箱』では、暮らしを豊かにするための「編集」に着目しました。第一線で活躍している3名の編集者から、…

浦戸宏氏の著作について

出版を予定していた浦戸宏著『銀幕浪漫 日活SMドラマの現場』(仮題。『SMロマンポルノ 回想の日活銀幕物語』から変更)ですが、2008年以降、浦戸宏氏の十数度にわたる締め切り破りや甘言・空言など不誠実な対応が続き、刊行のめどが立たないため、残念なが…

書評空間11

紀伊國屋書店BookWeb内の「書評空間」に、『紙と印刷の文化録 ― 記憶と書物を担うもの』(尾鍋史彦著、印刷学会出版部)について書きました(ここ→書評空間です)。