出版関係の勉強会のお知らせです。
案内文をコピペしますので、興味のある方はぜひご参加ください。気になるテーマのときだけ参加する気軽な会です。
高円寺純情出版界会員のみなさま
高円寺純情出版界2011年10月定例会について、お知らせします(定例月は9月ですが、都合により10月に変更しました)。
今回は『現場からみた これが取次だ 出版流通と労働条件の改善をめざして』(頒価200円)と題する全28ページの小冊子を刊行した、出版情報関連ユニオン取次支部(取次ユニオン)の伊豆野潔さんをお招きしてお話を伺います。
『これが取次だ』には、イニシャル表記ではあるものの、「大手書店統一正味のいくつかの例」という一覧表が掲載され、「書籍正味755・雑誌正味755、種別・NC(ナショナルチェーン)」「書籍正味767・雑誌正味760、種別・複合店C」などと数字付で紹介したり、大手書店のなかには取次出し正味が74掛けの一本正味まで存在していること、書店の新規出店時には、一部で初期在庫の支払いを猶予する“5年延べ勘(ジャンプ)”があること、さらには、返品がないことを理由に、ネット書店のアマゾンはさらに有利な正味になっているらしいことなど、取次の生々しい実態が記されています。
さらに、取次の労働現場の実態にも触れています。取次の職場ごとの正社員や非正規労働者の数や男女別の時給などが一覧表のかたちで掲載され、思った以上に厳しい労働条件であることがわかりました。
『これが取次だ』は、日本書店商業組合連合会や大手出版社の社長がまとめ買いをしたり、高円寺純情出版界の世話人のひとりが経営する信愛書店・高円寺書林でも隠れたベストセラーになるなど、出版業界内で話題になっています。
そこで、『これが取次だ』をまとめられたメンバーのひとりである伊豆野さんに、この冊子をテキストにして、出版社・書店と取次との取引条件や取次の労働条件など「取次とは何か」を語っていただくことにしました。
当日、会場にて『これが取次だ』(頒価200円)も販売します。
開催日が1週間後という慌しい「案内」になりまして、誠に申し訳ありません。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
詳細
●第27回定例会タイトル
これが取次だ――取次労働者から見た出版産業の構造●講師
伊豆野潔(いずのきよし)さん
1945年生まれ。元大手取次社員
雑誌販売、輸送、特販、配本、繁忙部署応援などを経験
出版労連・出版情報関連ユニオン執行委員
同ユニオン取次支部(取次ユニオン)事務局長●開催日
2011年10月7日(金)●定例会次第
18:30 受付開始
19:00 開会
19:00〜21:00 講師講演+質疑応答
21:00〜23:00 懇親会(会場近辺を予定)●場所:今回は高円寺書林(高円寺北3−34−2)です。
(高円寺駅北口を出て、庚申通りを早稲田通り方面に 直進、右手に庚申塚、左手にビデオ屋ドラマがあります。ビデオ屋を左に入ってすぐ右側、「庚申文化会館」高円寺純情商店会集会所の隣の隣)連絡、問い合わせは下記へ
茶房 高円寺書林・担当原田
東京都杉並区高円寺北3-34-2
電話:03-6768-2412地図は、下記アドレスの茶房 高円寺書林のサイトを参照。
http://kouenjishorin.jugem.jp/?pid=1●入会費
500円(初回参加者のみ)●参加費
500円/回●懇親会
3000円/回
(人数によっては2500円になります)●参加希望者は事前に下記アドレス(◎印をアットマークに変えてください)までご連絡ください。
kjs2007book◎gmail.com
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○氏名
○所属
○懇親会参加の可否:参加 不参加(どちらかを削除してください)
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上記3項目をコピー&ペーストして、メールをお送りください。
特に申込受付の返信はありませんので、そのまま会場にお越しください。
なお、当日の飛び入り参加も大歓迎です!以上
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「高円寺純情出版界」世話人
鈴木伸(東洋経済新報社)
野崎保志(青灯社)
原田直子(信愛書店・茶房高円寺書林)
長岡義幸(出版ライター)
白井哲(出版社OB)
鎌垣英人(大阪屋)
上田宙(編集者)
中野弘太郎(編集者)
岡部友春(NTT出版)