「無頼の先へ −坂口安吾 魂の軌跡−」展開催!

 当ブログ安吾忌2012でも少し紹介しましたが、群馬県立土屋文明記念文学館安吾関連の展示会が開かれます!

 坂口安吾(1906-1955)は、1946(昭和21)年に「堕落論」「白痴」を発表、混乱期にあった日本人に大きな影響を与え、戦後文学の旗手と目されています。時代の節目節目に注目されてきた安吾の作品。昨秋は『明治開化 安吾捕物帖』を原案としたアニメ「UN-GO」、映画「UN-GO episode:0 因果論」が制作されるなど、様々な社会問題を抱える今、再び安吾への関心が高まっています。
 1952(昭和27)年2月29日、安吾群馬県に移住。終焉の地となった桐生への移住60年を記念して開催する本展では、「自我自らを欺くことなく生きたい」と願い、小説、評論、エッセイ、文明批評、ルポルタージュ等、多彩な作品を世に送り出した安吾の精神に、初展示資料等をとおして迫っていきます。
 安吾の新たな一面に、出会えるかもしれません。(土屋文明記念文学館HPより)

 詳細は→第76回企画展「無頼の先へ −坂口安吾 魂の軌跡−」で。
 期間は2012年4月21日(土)〜6月17日(日)。
 安吾ファンはもちろん、これから安吾ファンになりそうだと薄々感づいているみなさんも、お見逃しなく!


(会場で『アンゴウ』を販売していただく予定です。おそらく群馬県内の書店には一冊も並んでないので、ぜひここでお買い求めください。初版もあと半分ほどになりました。石川桂郎『剃刀日記』は3月4日以来すごい勢いで出ていて、もうすぐ烏有書林初の在庫切れになりそうです!)