『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』に推薦文を書いていただいた河野英一さんから、ロンドン地下鉄開通150年を記念した本『London Underground By Design』をいただきました。もちろんNew Johnstonの章で河野さんも登場します。
ロンドン地下鉄にかかわるデザインが年代順に紹介されているので、順に見ていくとその変遷がよくわかってとても面白いです。いかにも19世紀という派手で太い文字から、Johnston Sansが登場した1916年以降、がらっと駅の雰囲気が変わる様子も読み取れます。一方で、古いサインが今も現役で残っているのがまたいいんですよね。
もちろん文字だけではなくて、ポスターや路線図、ブルズアイなんかも詳しく載っています。実際の地形ではなくて、垂直水平と斜め45度の直線というシンプルで抽象的な路線図を示した最初が、ロンドン地下鉄の路線図だったんですよね。
それにしても、地下鉄としても世界初だし、CIといいマップといい、世界初っていうのが多いですねえ。さすがイギリスです。また行きたいなあ。
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ジョンストンのロンドン地下鉄書体 ― Johnston's Underground type
- 作者: ジャスティン・ハウズ,後藤吉郎
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