また一つ、烏有本の並んでいる書店さんが……

 神戸市の老舗書店、海文堂書店が9月で閉店とのこと。→「神戸の海文堂書店、9月末閉店」神戸新聞8/5)
 立ち寄ったこともない書店さんなのに、なぜかちょっと、こたえました。海文堂さんにはうちの本を何度かブログで紹介していただいたことがあって、秘かに親近感を持っていました。

海文堂書店日記より
 2012-01-02「週刊 奥の院 1.2」坂口安吾『アンゴウ』&石川桂郎『剃刀日記』
 2012-06-25「週刊 奥の院 6.25」藤枝静男『田紳有楽』

 これまでうちで出した本8冊のうち3冊も……。こんな有り難い書店さんがなくなってしまうなんて。
 いまどき、烏有書林の本がある書店=売れ筋以外の本もちゃんと置いている書店、とこっちで勝手に判断しているんですが、文字通り「有り難い」(あることがむずかしい)状況なのかもしれません。なんというか、うちの本が売り上げに貢献できなかったんじゃないかと思うと、やはり落ち込みますね。

 これまで、こちらから送った新刊案内文以外の言葉で烏有本を紹介してくれた書店さんのページをまとめてみます。他にもあるかもしれませんが、わかっているだけ。ちゃんと売れてくれていることを祈るのみです……

長崎書店熊本市
 →皆川博子「ペガサスの挽歌」

恵文社一乗寺店京都市
 →高岡重蔵活版習作集

代官山 蔦屋書店(渋谷区)
 →欧文活字
 →ジョンストンのロンドン地下鉄書体
 →高岡重蔵 活版習作集