ジョンストン・サンズ 100年

 ロンドンの地下鉄書体として知られるジョンストン・サンズ(Johnston Sans)が誕生して、ちょうど100年が経ちました。
 エドワード・ジョンストンの手になるこの書体は、烏有書林で出している『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』によると、1916年の6月に大文字、7月に小文字( f 以外)のデザインが完成したとのこと。
 ただ、ジョンストンはおっちょこちょいな人だったのか、11月になって小文字の「 f 」がないことがわかり、急いで描き足したのだとか。「引っ越しやなんやかんやで忙しく、f のことをすっかり忘れてた!」みたいな言い訳の手紙が残っているそうです。
 ロンドンでは今年、ジョンストン・サンズ100年を記念したイベントがいろいろ企画されているみたいですし、新書体 Johnston100 の発表も!(ここ→Introducing Johnston100, the language of London | Monotype
 またイギリスに行きたいけど、今年は無理だな〜。