『剃刀日記』の書評

 『剃刀日記』が『読売新聞』(3月4日14面)の書評欄で採り上げられました。

剃刀日記 石川桂郎
 収められた三十七短篇を読み、文と構成の上手さに舌を巻いた。
(中略)岡本綺堂の随筆を思わせるような、市井に生きる人々の情愛や苦しさ、職人気質が的確な描写で伝わるが、それだけではない。
(中略)加言すれば石川は俳人であったため、冒頭の「蝶」など一瞬に生じる美の発見に長ける。だが彼の本質はやはり「汚れを知らぬ簡素な心」、つまり懐かしいほどの優しさにある。

 評者は評論家・作家の松山巖氏です。ありがとうございます!
 書評の全文は「本よみうり堂」サイト内の『剃刀日記』石川桂郎著:書評で読めます。


 その他、『朝日新聞』(1月22日、情報フォルダー欄)でも、「烏有書林から日本文学のアンソロジー「シリーズ 日本語の醍醐味」(編者・七北数人)の刊行が始まった」とご紹介いただきました。

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