書評・紹介記事

『ディテール・イン・タイポグラフィ』

できたてホヤホヤの本を送っていただいたので紹介します。 『ディテール・イン・タイポグラフィ 読みやすい欧文組版のための基礎知識と考え方』 ヨースト・ホフリ(著)、麥倉聖子(日本語版監修)、山崎秀貴(翻訳)。 Book & Design(発行)、現代企画室(…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評10

イギリスのThe Whittington Press(ウィッティントン・プレス)が発行している『Matrix 32』に、高岡重蔵さんと嘉瑞工房の紹介記事「Juzo Takaoka, Japanese Master-Craftsman」が8ページにわたって掲載されました。 Whittington Pressは今も金属活字を使っ…

東京国際ブックフェア&イハラ・ハートショップにて

7月2日から5日まで、東京ビッグサイトで東京国際ブックフェアが開かれました。 会場には造本装幀コンクール・コーナーもあり、受賞作や応募作がたくさん展示されているなかに、日本印刷産業連合会会長賞をいただいた『高岡重蔵 活版習作集』も並んでいました…

『高岡重蔵 活版習作集』が受賞!その2

昨年4月に刊行した『高岡重蔵 活版習作集』が、第10回竹尾賞デザイン書籍部門・審査員特別賞に選ばれました! なんと本書はこれで2つ目の受賞です!(1つ目はこちらに→烏有ブログ2014/5/8) 竹尾賞は、(株)竹尾の創業100周年記念事業として2002年に創設さ…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評9

昨年の烏有ブログ(2013/9/7)で、Letter Exchangeの会報誌『Forum 26』(2013年9月号)に『高岡重蔵 活版習作集』の書評が載ったことを紹介しましたが、もっと高岡重蔵さんのことが知りたい、という要望があったらしく、『Forum 27』(2014年5月号)では河…

紀伊國屋書店 新宿本店・南店にて

今日、新宿の紀伊國屋書店さんを回ってきました。 本店4階にある紀伊國屋ホールでは、ちょうど紀伊國屋ビル竣工50周年を記念したパネル展が開かれています。 竣工当時のビルの写真はもちろん、紀伊國屋ホールのイベントポスター、伝説の創業者・田辺茂一さん…

芳林堂書店高田馬場店にて

先日、芳林堂書店高田馬場店さんから電話で『蝕まれた虹』の追加注文があり、つい嬉しくなってお店に伺ってきました。 ずらっと新刊が並んでいる目立つ場所に平積みになっていたようですが、なんと残り一冊に。 付されているPOPがこれです。(さっそく店頭PO…

烏有本のWeb書評・紹介サイト集

先日アップした店頭POP集につづいて、烏有本を紹介してくれたWebサイト(ありがとうございます!)もまとめてみました。 各書名や「烏有書林」で検索してヒットした分で、これからも見つけるたびに、このページに追加していく予定です。 (上からだいたい刊…

烏有本の店頭POP集

これまでに色んな書店員さんが書いてくれたPOPをまとめてみました。 POPは烏有書林の本を気に入ってくれた証。 撮り忘れたものもたくさんあるので、ひとまず手元にある分だけですが、これからも見つけるたびに、このページに追加していきたいと思います。 (…

『没落時代』の書評2

月刊『ダ・ヴィンチ』11月号(10/6発売)に尾崎士郎『没落時代』の紹介記事が載りました。 「(略)全集未収録作11編を含む短編集。人の心情に深く実直に切り込んだ、真摯な文学作品ばかり。」 記事全文は「ダ・ヴィンチ電子ナビ」注目の新刊コーナーで読め…

『没落時代』の書評

『週刊ポスト』10月4日号の書評欄で尾崎士郎『没落時代』が採り上げられました。評者は作家・嵐山光三郎氏です。一部抜粋させていただきます。ありがとうございます! 尾崎士郎といえば、義理と人情と任侠の『人生劇場』だが、そこに至るまでは一所不在の生…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評8

イギリスのレタリング・文字デザインに関する協会Letter Exchangeの会報誌『Forum 26』(2013年9月号)で『高岡重蔵 活版習作集』が採り上げられました。 評者はThe Whittington PressのJohn Randle氏です。ありがとうございます! 重蔵さんの作品が、英国人…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評7

『高岡重蔵 活版習作集』が『idea アイデア』(2013年9月号、特集:ファウンド・プリント:大竹伸朗の書庫より)で紹介されました。 (前略)初心者には伝統的な書体の基礎知識と使い方がまとまった便利な入門書として、玄人にはタイポグラフィの真髄が詰ま…

また一つ、烏有本の並んでいる書店さんが……

神戸市の老舗書店、海文堂書店が9月で閉店とのこと。→「神戸の海文堂書店、9月末閉店」(神戸新聞8/5) 立ち寄ったこともない書店さんなのに、なぜかちょっと、こたえました。海文堂さんにはうちの本を何度かブログで紹介していただいたことがあって、秘か…

坂口安吾デジタルミュージアムNEWSで

坂口安吾デジタルミュージアムのNEWSコーナーで、尾崎士郎『没落時代』をご紹介いただきました。ありがとうございます。 8/1 尾崎士郎の短篇集『没落時代』が烏有書林から刊行されました。安吾が友情をこめて編纂した士郎の作品集『秋風と母』全篇のほか、新…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評6

『高岡重蔵 活版習作集』が7月17日の『読売新聞(夕刊)』で採り上げられました。一部抜粋させていただきます。本当にありがとうございます! 活字だけを使ったデザイン「タイポグラフィー」の世界で、圧倒的にレベルの高い作品を世に問い続けてきた男がいる…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評5

『高岡重蔵 活版習作集』が、小林章さんのブログ「タイプディレクターの眼」で採り上げられました。 その確かな技もそうですが、その印刷物が放(はな)っているエスプリの部分にも注目です。どう見ても、英国かヨーロッパのどこかで生まれ育った人の仕事に…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評4

『高岡重蔵 活版習作集』が『+DESIGNING プラスデザイニング』2013年8月号(6月27日発売)で採り上げられました。一部抜粋させていただきます。本当にありがとうございます! (前略)ビジュアルパートでは自身の欧文組版が海外でも通用するかを試すために制…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評3

『高岡重蔵 活版習作集』が『朝日新聞』(6月23日)の書評欄で採り上げられました。 評者は文筆家・イラストレーターの内澤旬子さんです。 (この本に収められた)特に連作は欧文書体と組み版の歴史をたどれるようになっていて、何度見ても見飽きない。著者…

『欧文活字』が紹介されました!

朝日新聞デジタル(6月14日)で代官山蔦屋書店の馬上綾子さんが、『世界の活版印刷グラフィック・コレクション』(グラフィック社)、『カッパン博士の解剖学講義』(タイプショップg)とともに新装版『欧文活字』を紹介してくれました。 「巻頭付録に活版刷…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評2

『高岡重蔵 活版習作集』が『毎日新聞』(5月26日)の書評欄で採り上げられました。 「著者は大正生まれの欧文組版工。美しい熟練の技は、外国人によるものと見まがうほどだ。」 記事の全文は「今週の本棚・CoverDesign:『高岡重蔵 活版習作集』」で読むこと…

『ペガサスの挽歌』の書評

5月4日付『図書新聞』に皆川博子著『ペガサスの挽歌』の書評が載りました! 評者は幻想文学の編集者・アンソロジストとしても著名な文芸評論家・東雅夫氏です。 仄暗い恐怖と恍惚を描いた物語(略)一九七〇年から翌年にかけて同人誌「アララテ」に発表され…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評

『高岡重蔵 活版習作集』が「これ、誰がデザインしたの?」ブログで採り上げられました! 高岡重蔵さんは、井上嘉瑞さんからプライベートプレス(個人で行っている印刷工房)「嘉瑞工房」を引き継ぎ、長年、欧文活版印刷の仕事をしてきた活版職人。 (略) …

朝日新聞に皆川博子さんが!

4月3日の朝日新聞夕刊に皆川博子さんの記事が載りました。なかで『ペガサスの挽歌』にも触れていただいております。 「幻想世界描き続ける83歳 皆川博子、初期作相次ぎ出版」 耽美(たんび)な幻想世界を描き続けてきた作家、皆川博子。デビュー40年を超…

『ペガサスの挽歌』の紹介記事

月刊『ダ・ヴィンチ』12月号(11/6発売)に『ペガサスの挽歌』の紹介記事が載りました! 「恐怖と美が一体となった作風が、最初期から完成されていることに驚かされる。」 記事全文は「ダ・ヴィンチ電子ナビ」注目の新刊コーナーで読めます。評者は朝宮運河…

「シリーズ日本語の醍醐味」の紹介文

『東京新聞/中日新聞』(7月8日)に「シリーズ日本語の醍醐味」の紹介文が載りました。 「密度の濃い文章、描写力の作家の作品を選び、烏有書林から刊行中。(中略)各巻十編前後を収録。七北数人編・解説。」 ありがとうございます!

『田紳有楽』の紹介記事

月刊『ダ・ヴィンチ』8月号(7/6発売)に『田紳有楽』の紹介記事が載りました! 「奇想天外な『田紳有楽』で知られる鬼才・藤枝静男の傑作集が登場。(中略)その特異な歩みを俯瞰できる好企画だ。」 記事全文は「ダ・ヴィンチ電子ナビ」注目の新刊コーナー…

『図書新聞』の書評です!

前回のブログと重複しますが、4月28日付『図書新聞』に「シリーズ日本語の醍醐味」の2冊、坂口安吾『アンゴウ』と石川桂郎『剃刀日記』の書評が載りました。 評者は著名なブックデザイナーの鈴木一誌氏です。 前回「一部だけの引用は控えます」と書きました…

「シリーズ日本語の醍醐味」の書評

『図書新聞』4月28日号に「シリーズ日本語の醍醐味」の2冊、坂口安吾『アンゴウ』と石川桂郎『剃刀日記』の書評が載ります! 評者はなんと、ブックデザイナーの鈴木一誌氏です。本当にありがとうございます。 鈴木一誌氏は、著作を拝読するばかりで一面識も…

『剃刀日記』の書評

『剃刀日記』が『読売新聞』(3月4日14面)の書評欄で採り上げられました。 剃刀日記 石川桂郎著 収められた三十七短篇を読み、文と構成の上手さに舌を巻いた。 (中略)岡本綺堂の随筆を思わせるような、市井に生きる人々の情愛や苦しさ、職人気質が的確な…