1部抜き到着

 久々の新刊『廃墟の眺め』の1部抜きが届きました(1部抜きは、本番用に印刷したものを、確認用に1枚ずつ抜き出したもの)。写真は扉と本文ページです。

 データ入稿から刊行までひと月以上あったので、今回は少し余裕があるかな、と思ってたんですが、もう刷り上がってきました。たまたま刊行時期が『広辞苑 第7版』(10年ぶりの改訂!)と重なってしまい、この年末年始はいつもお願いしている製本屋さんがかなり忙しいとのことで、刷れるものは先に刷って今年中に渡しちゃいたい、ということだったみたいです。
 特急仕事とはいえ、印刷はとてもいい感じに仕上がっています!

 今回の本文書体はイワタ明朝体オールド。ほんの少しだけ文字を太らせたんですが、これがちょうどいい具合で、弱すぎず、強すぎず、吉行淳之介のスマートな文章にぴったりではないかと。
 表紙の箔押しや製本は来年ですが、これが製本され、仕上がってくるのが今からとても楽しみです。