石川桂郎『妻の温泉』が講談社文芸文庫に入った影響か、本書がまたボチボチ動き始め、ほぼ在庫がなくなったため、増刷することにしました。
今回の増刷にあたり、拾遺編に「若草」1篇を増補しました。2011年の『剃刀日記』刊行時には烏有書林で『妻の温泉』も出版するつもりで、その時一緒に入れようと思っていた5篇中4篇は講談社文芸文庫の『妻の温泉』に収録されたので、残る1篇を追加しました。
『剃刀日記』各版の収録作に関する詳細は、初版初刷り製作時に作ったこのメモ(『剃刀日記』各版収録作品)をご参照ください。
なお、初版初刷りに付けていた特製活版栞は、今回の増刷分には入っていませんのでご了承ください。
出来は10/11の予定です。増刷の場合、店頭にはほとんど並ばないので、ご希望の方はぜひ最寄りの書店等でご注文ください。