『ジョンストンのロンドン地下鉄書体 ── Johnston’s Underground type』
ジャスティン・ハウズ/後藤吉郎 訳
最もロンドンを感じさせる書体、“ジョンストン・サンズ”。その書体設計者であるエドワード・ジョンストンの果たした役割、成果の詳細を紹介する。
エドワード・ジョンストン(Edward Johnston)がロンドン交通局のために1916年に制作したジョンストン・サンズ(Johnston Sans)は、「最初のヒューマニスト・サンセリフ」と呼ばれるほど、後世に大きな影響を与えた。また、その書体シリーズとロゴタイプは、CI(コーポレート・アイデンティティ)デザインの始まりとも言われている。
著名なカリグラファでありタイポグラファでもあったジョンストンの人となりや功績、書体設計の過程を丹念に調査し、ジョンストン・サンズからブルズアイ(Bullseye:ロンドン地下鉄の標的マーク)、さらには日本人デザイナー・河野英一氏がリデザインしたニュー・ジョンストン書体(New Johnston)や近年のデジタル・フォントまでを解説。2010年12月21日発行 AB判変型・上製 92ページ
本体 3,000円+税 ISBN978-4-904596-01-2
【目次】
推薦の言葉 河野英一謝辞
はじめに
エドワード・ジョンストン
プライベート・プ㆑スと公共書体
バス路線用オムニバス書体
ジョンストン・ボールド書体
カリグラフィの意匠
ブルズアイ
ニュー・ジョンストン書体
エピローグ
ジョンストンの明細書
索引ロンドンの佇まい ──ジョンストン地下鉄書体── 後藤吉郎