『高岡重蔵 活版習作集』の書評10

イギリスのThe Whittington Press(ウィッティントン・プレス)が発行している『Matrix 32』に、高岡重蔵さんと嘉瑞工房の紹介記事「Juzo Takaoka, Japanese Master-Craftsman」が8ページにわたって掲載されました。 Whittington Pressは今も金属活字を使っ…

東京国際ブックフェア&イハラ・ハートショップにて

7月2日から5日まで、東京ビッグサイトで東京国際ブックフェアが開かれました。 会場には造本装幀コンクール・コーナーもあり、受賞作や応募作がたくさん展示されているなかに、日本印刷産業連合会会長賞をいただいた『高岡重蔵 活版習作集』も並んでいました…

第6回「本とのサロン」のご案内

次回「本とのサロン」は7月17日(木曜日)午後7時から、場所は竹尾見本帖本店2Fです。(「本とのサロン」についてはこちら→烏有ブログ2012/12/8、「本とのサロン」始めます) 主宰の青木製本所(松岳社)青木英一さんの案内文を抜粋してみます。 今回のテー…

竹尾賞授賞式&展示会&フェア

一昨日、第10回竹尾賞の授賞式がありました。デザイン書籍部門・審査員特別賞に選ばれた『高岡重蔵 活版習作集』の著者、高岡重蔵さんももちろん出席。 受賞コメントで重蔵さんは、「本に収録したのは、サザエさんに出てくるカツオ君の答案用紙と一緒。見つ…

千代田図書館にて

いちおうご報告です。 千代田区立千代田図書館が開催している神保町ツアーで、前座として少しお話をすることになりました。 神保町ツアーは、千代田図書館が定期的に開いている街巡りイベントで、毎回テーマにそった話をゲストがしたあと、図書館コンシェル…

『高岡重蔵 活版習作集』が受賞!その2

昨年4月に刊行した『高岡重蔵 活版習作集』が、第10回竹尾賞デザイン書籍部門・審査員特別賞に選ばれました! なんと本書はこれで2つ目の受賞です!(1つ目はこちらに→烏有ブログ2014/5/8) 竹尾賞は、(株)竹尾の創業100周年記念事業として2002年に創設さ…

『高岡重蔵 活版習作集』の書評9

昨年の烏有ブログ(2013/9/7)で、Letter Exchangeの会報誌『Forum 26』(2013年9月号)に『高岡重蔵 活版習作集』の書評が載ったことを紹介しましたが、もっと高岡重蔵さんのことが知りたい、という要望があったらしく、『Forum 27』(2014年5月号)では河…

紀伊國屋新宿南店の洋書売り場がスゴイことに!

今日から紀伊國屋書店新宿南店の洋書売り場が拡張され、Books Kinokuniya Tokyo としてオープンするという話を聞きつけ、さっそく様子を見にいってきました。→Books Kinokuniya Tokyo が5月29日(木)にオープンします まずはこの写真をご覧ください。 ワンフ…

『高岡重蔵 活版習作集』が受賞!

昨年4月に刊行した『高岡重蔵 活版習作集』が、第48回造本装幀コンクールで日本印刷産業連合会会長賞に選ばれました! 入賞作品一覧は日本印刷産業連合会 Webサイトの新着情報欄で見られます。ありがとうございます! 多少なりとも私が関わった嘉瑞工房関連…

紀伊國屋書店 新宿本店・南店にて

今日、新宿の紀伊國屋書店さんを回ってきました。 本店4階にある紀伊國屋ホールでは、ちょうど紀伊國屋ビル竣工50周年を記念したパネル展が開かれています。 竣工当時のビルの写真はもちろん、紀伊國屋ホールのイベントポスター、伝説の創業者・田辺茂一さん…

大学時代の……

今日、大学時代の恩師・ゼミと卒論の指導教官だった畑有三先生が、4月16日に亡くなっていたことを知った。 ちょっと思い出を書いてみる。 とんでもなく不真面目な学生だった私は、たいていゼミが終る10分前ごろに顔を出し、遅刻扱いにしてもらっていた。5分…

芳林堂書店高田馬場店にて

先日、芳林堂書店高田馬場店さんから電話で『蝕まれた虹』の追加注文があり、つい嬉しくなってお店に伺ってきました。 ずらっと新刊が並んでいる目立つ場所に平積みになっていたようですが、なんと残り一冊に。 付されているPOPがこれです。(さっそく店頭PO…

書評空間19

紀伊國屋書店BookWeb内の「書評空間」に、『ガリ版ものがたり』(志村章子 著、大修館書店)について書きました(ここ→書評空間です)。 先日、紀伊國屋書店さんから連絡があり、「書評空間」は4月20日で更新をいったん停止し、今後についてはコンセプトも含…

海文堂書店復活!?

昨年9月に閉店した神戸市の海文堂書店が復活するかもしれない!とのこと。 詳しくは空犬通信「海文堂書店」が市の支援で「復活」?をご覧ください。 海文堂書店の閉店は結構ショックで、昨年8月に書いたまた一つ、烏有本の並んでいる書店さんが……でも少し触…

TypeTalks分科会『欧文組版のABC』「基礎から応用まで」

このブログでもお馴染み「ABC(青山ブックセンター)でabcを語ろう!」のTypeTalksですが、こんど少し趣向を変えて、連続講義の分科会が開かれます。 講師はもちろん嘉瑞工房の高岡昌生さん。 嘉瑞工房News(3/10) によると、 4月末から全6回で TypeTalks分…

『蝕まれた虹』まもなく発売

今日、2月の新刊、小林美代子『蝕まれた虹』の見本が届きました。 いい本になったと思います。 内容はもちろんですが、パラパラとページをめくっていて、印刷もシリーズ既刊分の中で一番の仕上がりだと感じました。どのページを開いても黒みがほぼピッタリ揃…

烏有本のWeb書評・紹介サイト集

先日アップした店頭POP集につづいて、烏有本を紹介してくれたWebサイト(ありがとうございます!)もまとめてみました。 各書名や「烏有書林」で検索してヒットした分で、これからも見つけるたびに、このページに追加していく予定です。 (上からだいたい刊…

すごく楽しい住所

まったくの雑談です。 今日、烏有本の一部を収蔵いただいている公共図書館あてに「シリーズの残りも買ってね!」というDMを出すため住所を入力していたんですが、一ヵ所、住所表記に見とれてしまいました。 鹿児島県志布志市志布志町志布志2250−1 なん…

烏有本の店頭POP集

これまでに色んな書店員さんが書いてくれたPOPをまとめてみました。 POPは烏有書林の本を気に入ってくれた証。 撮り忘れたものもたくさんあるので、ひとまず手元にある分だけですが、これからも見つけるたびに、このページに追加していきたいと思います。 (…

第36回(最終回?) 高円寺純情出版界のお知らせ

出版関係の勉強会のお知らせです。 高円寺での開催は今回がラスト。 案内文をコピペしますので、興味のある方はぜひご参加ください。 高円寺純情出版界2014年2月7日例会のご案内 高円寺純情出版界です。 遅ればせですが、本年もよろしくお願いいたします。 …

そこは縫わないでと頼んだのに、縫われてしまった。

昨日、『結ぶ』(皆川博子、東京創元社)を読み終えた。 「そこは縫わないでと頼んだのに、縫われてしまった。」から始まる表題作「結ぶ」を始め、粒揃いの……というより、傑作しか入っていない驚愕の短編集。 昨年から今年にかけて、『少年十字軍』『影を買…

本とのサロン in 印刷博物館

第5回「本とのサロン」は2月15日(土曜日)、場所を飯田橋の印刷博物館に移し、活版のワークショップを含めて開催します。(「本とのサロン」についてはこちら→烏有ブログ2012/12/8、「本とのサロン」始めます) 活版ワークショップと館内見学に加え、ちょう…

小林美代子『蝕まれた虹』

蝕まれた虹 ──シリーズ 日本語の醍醐味(6) 小林美代子 「絶望もここでは王冠のように輝いていた。」(「蝕まれた虹」より) この世のあらゆる不幸を味わい尽くし、精神病院での5年間の闘病生活から放たれた祈りの小説群。自らの狂気を見つめる目は緊迫感に…

ブックファースト新宿店で「2013年の180冊」フェア開始!

新宿西口にあるブックファースト新宿店で、「ブックファースト新宿店スタッフ24人が選ぶ2013年の180冊」フェア(12/23〜2014/1/26)が始まりました。 ずらっと並ぶ180冊すべてに心のこもったPOPがついていて、なかなか壮観です。 フェア企画の趣旨を抜き出す…

「今年もうちょっと売りたかった本」フェア

少し先の話ですが、備忘録も兼ねて。 年末年始にかけて、ブックファースト新宿店(西口)で「もうちょっと売りたかった本」フェアが開かれるそうです。(追記、これかな→「ブックファースト新宿店スタッフ24人が選ぶ2013年の180冊」12/23(月)〜2014/1/26(…

小林美代子様の作品の著作権者・著作権承継者を捜しています

1973年に亡くなられた小説家・小林美代子様の作品集を出版するにあたり、下記8作品の著作権者の方を捜しています。著作権者・著作権承継者の連絡先をご存知の方は、下記までご一報いただければ幸いです。 (小林美代子様に関する情報) 1917年、岩手県釜石町…

小林章さんのトークイベントに行ってきました

11月1日のブログでも紹介した小林章さんのトークイベントに行ってきました。 『まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか』(グラフィック社)の刊行を記念したもので、場所は紀伊國屋書店新宿本店8階のイベントスペースです。 『まちモジ』の中の…

嘉瑞工房特製 2014年「花言葉カレンダー」

今日、久しぶりに嘉瑞工房に立ち寄りました。 高岡重蔵さんは相変わらずお元気、高岡昌生さんも一見元気なんですが、肩を負傷して日々の作業がなにかと大変で、奥さんの協力を得ながら乗り切っているそうです。 で、入手したのが嘉瑞工房特製、2014年「花言…

小林章さんのトークイベント

小林章さんの新刊『まちモジ』発売に合わせ、11月19日(火)に紀伊國屋書店新宿本店でトークイベントが開かれます。 日時 : 2013年11月19日(火) 19:00〜20:30(開場 18:30) 場所 : 紀伊國屋書店新宿本店 8階 イベントスペース 定員 : 40名 入場料 : 1…

書評空間18

紀伊國屋書店BookWeb内の「書評空間」に、『文字の食卓』(正木香子著、本の雑誌社)について書きました(ここ→書評空間です)。